空色イノセント

風吹空太郎は、空を飛びたがっていた。ある日突然、航空学校からの転校を余儀なくされた空太郎。そんな彼を待っていたのは、水鳥を卵から育てるという「生物部」でのまったく新しい日常だった。新しくやりたいことができると、毎日は充実していく。仲間たちと協力し、産まれたヒナの飼育に奔走する毎日。慌しくも賑やかな日々の中、彼は今まで気付かなかったある事実を知る。「この学園に、飛行機部があるだって!?」一度は諦めたはずの空を、もう一度飛べるかもしれない。そんな思わぬ状況に、心は大きく揺れ動く。そして月ヶ瀬まひるが思いつく、「カナダガンと一緒に空を飛ぶ」計画。仲間と、そして卵から育てた子供たちと共に、もう一度この空を飛べたなら。それはきっと、何より楽しいに違いない。親として、まだ小さなカナダガンたちに生きる術を与えるため。そして何より、自分たちの空への強い憧れのため。少年少女と鳥たちの、大空への挑戦が始まる。
▼もっとみる

特集: あかべぇそふとつぅ特集

続きを読む

見上げてごらん、夜空の星を【萌えゲーアワード2015 準大賞 受賞】

『この列車は、宙をゆく銀河鉄道天文台!太陽系を征服しても、我ら三人の旅はまだまだ終わらない』どこへでも行けるって思ってた。宇宙の謎を全て解き明かすことだって、手を伸ばせば、あの星を掴むことだってできる、そう思ってた――子供の頃、幼なじみたちと毎晩のように星を観ていた宙見 暁斗。天体望遠鏡の先に浮かぶ無数の光に、胸を躍らせていた。それはまるで、銀河を旅するような日々だった。だがしかし、成長した暁斗は『星を観ない天文部員』と呼ばれるようになっていた。やめてしまったのだ、夜空を見上げることを。そんな彼のもとへ、『むつらぼしの会』への参加要請がくる。暁斗は、断るべく会いに行くが、そこで思いがけない再会をする。どこか遠くへ引っ越していったはずの幼なじみ、帚星 ひかりがいたのだ。いつも傍にいてくれた、もう一人の幼なじみ、天ノ川 沙夜。むつらぼしの会復活を望む他校の先輩、白鳥 織姫。そして、暁斗を慕う後輩の日下部 ころな。別れと再会、新しい出逢いを経て、再び夜空を見上げるようになった暁斗は、取り戻していく。もう二度と戻らないと思っていた、大切な想いの数々を。そして知っていく。未だ出逢ったことのなかった、特別な夜を。「さあ、銀河の謎を解き明かすべく、次なる目的地へ向かおう!」仲間たちと宙を見上げ、星々を巡りゆく青春の日々が、また始まる。
▼もっとみる

特集: 萌えゲーアワード2015特集

続きを読む