大企業のサラリーマンである主人公、周防 恵一は日々に虚無感を覚えていた。ただ溜まっていく使うあてもない金を、試しに株などにつぎ込んでみると、余計増えていって……それと相反するかのように、浮いた話は一つもなく、妻も恋人も居ない。「おじさん、今暇かな?」そんな中、一人の女の子に声を掛けられる。「どうしてそんな顔してるの? 今にも自殺しちゃいそうなくらい暗い顔」物珍しそうに顔を覗きこまれる。恵一は特に何をしていたわけでもない、ゆっくり俯きながら歩いていただけ。「だったら、何だって言うんだ?」「ねぇ、どうせ死んじゃうんだったらさ、最期に楽しいことしようよ」手を引かれて付いて行った先はラブホテル。そうして、彼女とのサポ関係が…始まった。
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