山中みさ

山中みさ

同棲

みさと真司は付き合って3年。四畳半一間の小さなアパートで同棲生活をしている。真司は小説家志望で、かつて小さいコンクールに応募して、受賞したものの、未だにデビューできずにいた。新作を書こうと試みるものの、筆が進まず、今では飲んだくれてばかり。収入はみさの宅配便のアルバイト収入だけで、貧しい暮らしを余儀なくされていた。そんな中、みさの配達先の常連で、旅館従業員の耕太と仲良くなっていく。真司と真逆で、真面目な耕太にみさは惹かれていく。