ナツウソ −Ahead of the reminiscence−

――人は誰もがウソをつく。自分を守るための嘘。 自分を否定するための嘘。自分を誤魔化すための嘘。 自分であり続けるための嘘。嘘にも種類があって、誰もが嘘をつく理由を持っている。理由は分からない。けど、嘘をついているのは分かる。そんな中途半端な能力を持つ少年・櫻井宗一郎。しかし、その能力を得た代償は必要なわけで。彼は能力を得た代償を支払うため、数々の依頼をこなし続けていく。その結果、今では『学園一の問題児』と囁かれるまでになっていた。「後期課程一年の櫻井宗一郎先輩ですよね」入道雲を見上げていた宗一郎の瞳に映ったのは――敵意の籠った視線を向けてくる一人の少女。「生徒会所属の和泉葵です。猫の手部の監査をするために派遣されてきました」それは、一年前の初夏の日。二人は出会い、近づいて、そして……離れてしまった。――それから、一年後。紆余曲折を得て、猫の手部にも新入部員が加入。順風満帆とは行かずとも、それなりに騒がしい日々は過ぎていく。――そのはず、だった。「……これは、一体どういうことなんだ」一年前に、一度だけ訪れた部屋。昨晩の記憶を思い出そうにも、激しい頭痛が襲い掛かってくる。そして隣には――いつも、口では自分へ憎まれ口を叩く少女が…………抱きつきながら眠っていた。それも、なぜか裸で。追憶の先へ(Ahead of the reminiscence)――波乱の夏が幕を開ける。
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えろゼミ 〜エッチにヤルきにABC〜

数々の落ちこぼれや問題児達を全員、難関校に合格させてきた伝説のフリー予備校講師、楠国恭司。そんな彼に、この夏ひとつの依頼が舞い込んだ。業界一の天神原予備校から、毎年リゾートホテル島で行われる女子限定の予備校合宿へ講師に来て欲しいというのだ。しかし、彼の指導方法というのは、エッチな手ほどきをして、潜在能力や代謝を飛躍的に高めていくというものだった。一夏の南の島で、エッチにまみれた指導が始まる!!
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