じんかくそうさ洗脳催● 私は私がわからない。誰もいない学校にはゴミがない。肉塊見つけて微笑んで編 渚みつき

ここ数ヶ月、自身の記憶が曖昧になっているみつき。無理に思い出そうとすると原因不明の頭痛が起こる。いつからだろう。あれは、そうだ、誰もいない学校。いつからからクラスのゴミ出しは学級委員の仕事になった…。休日に学校に行かなければいけないのに、担任からはLI○Eのみでしか返事が来ない。なぜなんだろう。心当たりのあることを思い出そうとすると、私の思考は停止する。これが、今の私を形成するもののすべて。前進ではなく停止。これが心地よくもなく附に落ちることもなく、大事なことが思い出せないでいる。私は私がわからない。そのことだけは、はっきりと鮮明にわかる。そして、今日もゴミが重い…

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じんかくそうさ洗脳催● 高貴なるパンツの円周率は教師の頭じゃわからない編 天馬ゆい

人付き合いが苦手で冴えない風防な男子生徒タナカ。女性に対して恋愛感情はなくただただ性欲のはけ口程度にしか認識していない。そのあまりある性欲は特殊で変質的であるものの、本人にはこのことを恥じることすらない。そんなある日、家族の連絡ツールとして使用しているL○NEに、突然友だち登録してきた人物から催●アプリのモニターになって欲しいと依頼が届き、その日から生活は一変する…。タナカが通う学校の担任は、とても美人ではあるが、性格がキツく皆から怒られがちな上、タナカの事が生理的に嫌いで、行き過ぎた指導をしている。タナカにとって、それは苦痛ではない。それ以上に、なぜそこまで自分に対し、一方的に感情をぶつけることができるのか?高圧的な態度も本心を悟られないようにしているのかもしれない。ああ、そうだ。こういうときこそ、役に立つものを思い出す。天馬先生の逆鱗に触れ、廊下にニヤニヤした表情で立たされているタナカ。彼は今、ここから自分のストーリーを作り始める、まさにその瞬間である…。

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